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2015年12月19日 06:00 学び~社会
パリ協定~地球温暖化をストップできるの?
前回は、COP21という会議で決められた約束事、「パリ協定」について紹介したよ。
『パリ協定~どんなことが決められたの?』
http://rakuto-toyota.jp/e346128.html
今日は、その続き。
朝日新聞の記事によると、この「パリ協定」は、とても画期的、つまりいままでにはない新しい考え方みたい。
『(いちからわかる!)温暖化対策「パリ協定」、どこが画期的? 朝日新聞』 朝日新聞
今回、世界中の国で結ばれた新しいお約束事、「パリ協定」。
いろいろな新聞や雑誌を見ていると、「歴史的合意(れきしてきごうい)」と言われることが多い。
歴史的っていうくらいだから、かつてないくらい画期的ってことだよね。
いったい、どこが画期的なんだろう?
・・・
「気候変動に関する国際連合枠組条約(きこうへんどうにかんするこくさいれんごうわくぐみじょうやく)」の会議は、今回のCOP21で21回目。
実は、その3回目の会議、COP3は、1997年12月に、日本の京都で行われた。
そこで結ばれた約束事が、「京都議定書(きょうとぎていしょ)」と呼ばれるもの。
京都議定書では、2008年から2012年の間に、温室効果ガスを出す量を減らすことが決められた。
1990年と比べて、5パーセント減らすことを、目的として決めたんだ。
ただし、その対象は、先進国だけ。
それに対して、今回のパリ協定は、会議に参加するすべての国々が対象。
世界中の国々が参加するパリ協定は、そういう意味では、とても画期的なものなんだ。
また、京都の時に使った「議定書」という言葉を、「協定」という言葉に変えた。
「議定書」というと、なんか重苦しくて難しい感じがする。
それを、「協定」とすることによって、なんとなく気楽に参加できるようにする。
そのあたりも、画期的。
協定の中身も、なかなかしっかりしている。
気温の上昇について、2度とか1.5度とか、はっきりとした数値を目標としている。
そして、目標を5年ごとに見直しすることも決められている。
このあたりも、京都議定書にはなかったもので、なかなか画期的だ。
世界中の国々を対象に結ばれたお約束事、「パリ協定」。
これができたことで、いよいよ地球温暖化にストップをかけられるのか・・・というと、まだまだ安心できない。
COP21で決められたパリ協定。
会議に参加した人たちは、これをそれぞれの国に持ち帰り、国の会議で話し合う。
その会議で「パリ協定に参加しよう!」と決められた時、その国でパリ協定が締結(ていけつ)、つまり、その国がパリ協定に参加することが決まる。
それぞれの国では、協定に反対する人も少ないくないはず。
中には、賛成する人よりも、反対する人の方が多い国もあるかもしれない。
そういう国では、パリ協定は締結されないと思われる。
パリ協定は、世界の国々の55パーセントが締結した時にはじめて、その中身が実行にうつされる。
それぞれの国で、どれだけの人が賛成してくれるかが、今後のカギをにぎっているということだ。
これは、京都議定書の時にも、問題になった。
京都議定書の時は、55パーセントの国が締結するまでに、7年以上かかっている。
それぞれの国での話し合いの結果、参加しなかった国も少なくない。
あのアメリカも、参加を見送ったんだ。
さらに、日本のように、参加はしたけど結果が出せなかった国もある。
パリ協定が、きちんと実行されて、地球温暖化をストップすることができるのか。
それは、これからのそれぞれの国での話し合い、そして対策の実行にかかっているんだね。
画像は、2002年における、各国の二酸化炭素排出量。ウィキペディアより。
アメリカがトップで、日本は7番目。
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⇒説明会/体験授業
⇒レッスンの様子はこちら
『パリ協定~どんなことが決められたの?』
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朝日新聞の記事によると、この「パリ協定」は、とても画期的、つまりいままでにはない新しい考え方みたい。
『(いちからわかる!)温暖化対策「パリ協定」、どこが画期的? 朝日新聞』 朝日新聞
今回、世界中の国で結ばれた新しいお約束事、「パリ協定」。
いろいろな新聞や雑誌を見ていると、「歴史的合意(れきしてきごうい)」と言われることが多い。
歴史的っていうくらいだから、かつてないくらい画期的ってことだよね。
いったい、どこが画期的なんだろう?
・・・
「気候変動に関する国際連合枠組条約(きこうへんどうにかんするこくさいれんごうわくぐみじょうやく)」の会議は、今回のCOP21で21回目。
実は、その3回目の会議、COP3は、1997年12月に、日本の京都で行われた。
そこで結ばれた約束事が、「京都議定書(きょうとぎていしょ)」と呼ばれるもの。
京都議定書では、2008年から2012年の間に、温室効果ガスを出す量を減らすことが決められた。
1990年と比べて、5パーセント減らすことを、目的として決めたんだ。
ただし、その対象は、先進国だけ。
それに対して、今回のパリ協定は、会議に参加するすべての国々が対象。
世界中の国々が参加するパリ協定は、そういう意味では、とても画期的なものなんだ。
また、京都の時に使った「議定書」という言葉を、「協定」という言葉に変えた。
「議定書」というと、なんか重苦しくて難しい感じがする。
それを、「協定」とすることによって、なんとなく気楽に参加できるようにする。
そのあたりも、画期的。
協定の中身も、なかなかしっかりしている。
気温の上昇について、2度とか1.5度とか、はっきりとした数値を目標としている。
そして、目標を5年ごとに見直しすることも決められている。
このあたりも、京都議定書にはなかったもので、なかなか画期的だ。
世界中の国々を対象に結ばれたお約束事、「パリ協定」。
これができたことで、いよいよ地球温暖化にストップをかけられるのか・・・というと、まだまだ安心できない。
COP21で決められたパリ協定。
会議に参加した人たちは、これをそれぞれの国に持ち帰り、国の会議で話し合う。
その会議で「パリ協定に参加しよう!」と決められた時、その国でパリ協定が締結(ていけつ)、つまり、その国がパリ協定に参加することが決まる。
それぞれの国では、協定に反対する人も少ないくないはず。
中には、賛成する人よりも、反対する人の方が多い国もあるかもしれない。
そういう国では、パリ協定は締結されないと思われる。
パリ協定は、世界の国々の55パーセントが締結した時にはじめて、その中身が実行にうつされる。
それぞれの国で、どれだけの人が賛成してくれるかが、今後のカギをにぎっているということだ。
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さらに、日本のように、参加はしたけど結果が出せなかった国もある。
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それは、これからのそれぞれの国での話し合い、そして対策の実行にかかっているんだね。
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Posted by RAKUTO豊田校
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