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2016年01月18日 06:00  学び~理科

冷凍クマムシが生き返った~クマムシってどんな生き物?

『冷凍クマムシ 30年ぶり蘇生』 朝日新聞

冷凍(れいとう)クマムシだって。
30年ぶりに蘇生(そせい)ということは、30年まえにこおらせたクマムシが、生き返ったってことなのかな?
ところで、クマムシって、どんな生き物だっけ?



・・・



クマムシは、緩歩動物(かんぽどうぶつ)と呼ばれる生き物だ。
「緩歩」は、ゆっくり歩くという意味。
8本の足で、ゆっくり歩くから、緩歩動物。
そして、そのある姿がクマにそっくりなにで、クマムシと呼ばれるようになった。

クマムシは、とても小さい。
小さなものは、0.05ミリメートル。
大きなものでも、1.7ミリメートルくらい。

このクマムシ、小さいくせに、とにかく強い。
強いといっても、力持ちというわけではない。
生きる力が、強いんだ。

水がなくても、へっちゃら。
150度もの高温でも、へっちゃら。
マイナス200度より寒くてもへっちゃら。
人間があっけなく死んでしまうような、強い放射線(ほうしゃせん)にあたっても、へっちゃら。
だから、宇宙に飛び出しても大丈夫。

実際にクマムシを宇宙に運んで、実験を行ったことがある。
その実験では、クマムシは宇宙空間で10日間生き続けたんだって。
人間ならば、1秒で死んでしまうところなのに、クマムシってやっぱりとても強いんだね。

必殺技は、クリプトビオシス。
わかりやすくいうと、「死んだふり」。

水がなくて、周りの空気が乾燥(かんそう)してくると、必殺技クリプトビオシスを発動。
ぎゅぎゅっと体をちぢめて、死んだふり状態になる。

そうなったクマムシは、いずれ呼吸もしなくなる。
酸素がなくてもへっちゃらな、最強クマムシ状態になるんだ。

クマムシは、この状態で何日もの間、すごすことができる。
そして、身の周りの危険がさると、死んだふりはおしまい。
生き返ったように、動き出す。


さて、話を新聞記事にもどそう。
日本の国立極地研究所(きょくちけんきゅうじょ)は、30年以上冷凍保存されていたクマムシを復活させたと発表した。

1983年11月、南極にある昭和基地では、コケをとって冷凍保存した。
そのコケは、マイナス20度以下でずっと保存されてきたが、そこにクマムシがまじっていた。

2014年5月。
そのクマムシを解凍し、水を与えると・・・
大きさ0.3ミリメートルの小さなクマムシ2匹が、ごそごそと動き出したんだって。
そのうち1匹はしばらくして死んでしまったけど、もう1匹はとても元気で、子どもを産んで数を増やしている。

20年以上、死んだふりをしていたクマムシ。
見事に生き返ったんだね。
クマムシって、すごい。


写真は、クマムシ。
地球上で最強の生き物といわれることもあるクマムシ。
120年もの間死んだふりをしていたものが、生き返ったという記録もあるんだって。

冷凍クマムシが生き返った~クマムシってどんな生き物?



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